QSV 20120131

2012年1月31日 火曜日 by かわもと眼科院長

今朝は車の霜がかちかちでした。やはり気温が低いんですね〜。

 

朝,ニュースを見ていると,今シーズンからアメリカ大リーグでプレーする日本人投手のことを報道していました。ファン感謝デーにお披露目ということらしいのですが,そこでの一場面がとても印象に残りました。この日本人投手は「幼い頃からメジャーリーグに憧れていた!」とかつて語っており,念願の入団に満面の笑みです。新入団選手が一堂に会して,ファンからの質問を受ける場面で,日本から来たと思われる,小学校低学年くらいの背丈の男の子が,たどたどしい英語でこの日本人投手に質問していました。男の子はこの日のためにこの英語の質問をずいぶんと練習したことでしょう。ところが,質問された日本人投手は「にやにや」しながら,日本語で(英語ではなく)答えているのです。この瞬間,日本人投手の志の低さが露呈してしまいました。メジャーリーグに移籍する際にニュースで取り上げられる日本人野球選手は,すでに日本のプロ野球界で相当の実績を積んでいるプレーヤーがほとんどです。彼らがメジャーリーグに行く際に口にする常套句は「昔から(幼い頃から)の夢だった」ですが,しかし入団会見やその他のインタビューでちゃんと英語でやり取りする姿はほとんど見れません。別に英語がしゃべれないことを咎めているのではありません。しかし本当に幼い頃からの「夢」だったのなら,その「夢」が叶ったのなら,その意気込みを,その嬉しい気持ちを「英語」で表明することは,これまで彼らを応援してくれた人たちへの礼儀ではないかと私は考えます。その点サッカー選手は違います。中田英寿はイタリア語で地元テレビ局のインタビューに応じますし,本田圭介はロシア語でファンとやり取りします。サッカー選手ばかりではなく,ゴルフの石川遼選手やテニスの錦織圭選手も英語でコミュニケーションできます。野球以外のプロスポーツに目を移した時,野球選手の志の低さが目立ちます。勝手な予想ですが,この日本人選手がメジャーで活躍することは無いでしょう。そして数年後にはふたたび日本のプロ野球のどこからの球団で投げていることでしょう。

 

QSV: Quest for Super Vision(究極の見え方の追求)

ドラのんた:毎週金曜日午後6時半からFMわっしょい(76.7MHz)で放送中