20111005

2011年10月5日 水曜日 by かわもと眼科院長

今朝は天気予報よりも早く雨が降り始めました。

 

昨日は「心臓外科医の覚悟 医師という職業を生きる」(山本 晋著)を読みました。著書の山本医師は経歴からすると私よりも7歳年上,ちょうどうちの理事長と同じ歳です。書いてある内容はここでは省略しますが,随所に身につまされる記述が見られます。特に著者が外科医ですので,手術についての記述には参考になる記述が多いです。「手術はパターンである」「外科医の本分は手術適応の決定である」など,改めて気を引き締められるような記載に満ちています。著者によればただ1人の例外を除いて,手術の天才はいないと言い切っています。そしてその天才の手術は凄すぎて,「決して真似をしてはいけない」と同僚に注意されたという記述がありますが,よくわかる気がします。どの分野にも「天才」がいるものでしょうが,彼ら,彼女らのやり方を「非天才」が真似ると思わぬ怪我をするというのは同じなようです。眼科の領域にも「天才」といわれるDoctorが居ますが,そのDoctorの真似をしないように気をつけねばと思います。

 

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