QSV 20120720

2012年7月20日 金曜日 by かわもと眼科院長

梅雨は明けたと聞いていましたが。まだじとじとしてますよね〜。

 

先日テレビで「ミラクルボディ」という,3夜連続の番組を視ました。第1回目は「ウサイン・ボルト」,第2回目は「内村航平」,第3回目は「アフリカのマラソンランナー達」でした。中でも「内村航平」の回は国内での取材・撮影だったためか,非常に良く作られていました。しかし圧巻だったのが,第1回目の「ウサイン・ボルト」の回です。

言わずと知れた男子100m競技で,世界最速のスプリンターですが,実は彼には身体的ハンディがあるということをこのテレビで初めて知りました。彼はこのハンディを抱えながら,日々競技に挑んでいるのです。スプリンターとしては致命的とも言えるハンディらしいですが,彼はそのハンディと真正面から向き合い,さまざまなアプローチでこのハンディを克服していました。その過程を日本語で表現すれば,「努力」ということになるのでしょう。しかし彼のキャラクターのせいでしょうか?悲壮感がまるでありません。すばらしいスプリンターです。

ボルトの「努力」はそれこそ血のにじむような「努力」でしょう。わたしなど真似の出来ないほどの「努力」です。物の本によると,「努力」も才能らしいです。余談ですが,その才能を使って得た莫大な報酬を,マイケル・サンデルのいう,「たまたま良い時代に生まれたのだから,才能の無い人たちに還元しなければならない」という主張は,私はどうしても同意出来ません。学者はへんてこな論理を展開するものです。

 

QSV: Quest for Super Vision(究極の見え方の追求)

ドラのんた:毎週金曜日午後6時半からFMわっしょい(76.7MHz)で放送中