QSV 20120713

2012年7月13日 金曜日 by かわもと眼科院長

蒸し暑い日が続きます。いかにも梅雨らしいのですが,困ったことも起きます。

 

先日は「怒らない経営 銀のさらを日本一にした『すべてに感謝する』生き方」(江見 朗著)を読みました。「銀のさら」という宅配寿司チェーンの経営者が書いた本ですが,興味深く読みました。「どんな時も怒っては行けない,人を怒る権利は誰にもない」と著者は語りかけます。しかしその怒らないということの狙いが戦略的です。怒ることで企業経営に支障が出てしまうことを一番懸念していることが,本書の記述から読み取れます。また本書の中で著者は今では達観して怒らないのではなく,つい怒ってしまうこともあるけども,その時はすぐに謝るということも書いています。

企業経営に於いて,怒らないことを戦略的に捉えているところが面白いですね。サービス産業では現場への叱咤激励が,受け取る相手によって曲解されてしまい,最終的にお客様の不利益に繋がるということはしばしばです。特に最近は「新型うつ」とかいって自身の性格と心の疾病の区別がつかない若い人が多いらしいですので,サービス業界で人の上に立つ人には書かせない戦略的視点です。

 

QSV: Quest for Super Vision(究極の見え方の追求)

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