QSV 20120330

2012年3月30日 金曜日 by かわもと眼科院長

今日は曇りのようですが,気温はぐんぐん上がるみたいです。

 

病院に行くと,たいていの場合,お薬は院外の薬局でもらうことになっていますよね。ちなみにかわもと眼科では院内でお薬をお渡ししています。この院外でお薬を渡すというシステムに,私や私の周りの人の中の何人かは,強い違和感を感じています。病気というのは非常にプライベートな事柄です。病名や病気の内容は人に知られたくないというのが一般的ではないかと思います。たとえそれが軽い結膜炎であってもそうでしょう。診察室というのは極めてプライバシーの高い空間です。そこで語られる内容は原則的に医師と看護師そして患者さんとその家族だけしかしらない事柄です。そのため医師や看護師には「守秘義務」が課せられ,患者さんの病名はもちろん,病状や予後などについて外部に語ることは法律で禁じられています。仮に警察からの問い合わせがあっても,裁判所の令状でもない限り,患者さんの情報を漏らすことはありません。ところが診察が終わって,院外薬局に行くと,オープンな空間で,いわば「公衆の面前」でどうどうと病名を言われたり,現在の病状について語られてしまいます。医師と看護師が同じことをすると「守秘義務」に抵触するだろうことが,薬局では平気で繰り広げられています。薬局には,あるいは薬剤師には「守秘義務」は無いのでしょうか?ご存知の方が居られたら教えてください。

 

QSV: Quest for Super Vision(究極の見え方の追求)

ドラのんた:毎週金曜日午後6時半からFMわっしょい(76.7MHz)で放送中