QSV 20111227

2011年12月27日 火曜日 by かわもと眼科院長

毎日寒いですね〜。今日あたりから寒さは緩むとのことですが。

 

今日は私の意見です。今年2月,宇部市にある常盤公園の白鳥から高病原性の鳥インフルエンザウィルスが検出され,園内の白鳥はすべて殺処分されました。白鳥は常盤公園の象徴であり,その白鳥を失ってしまったことは,宇部市民であった私にはとても心苦しい出来事でした。すべての白鳥を殺処分とは過剰な反応だと思いましたが,人への感染を完全に否定できないことや,宇部市内の養鶏業者の方々のことを考えると致し方ない対応なのかな?と自分を納得させていました。しかしその同じ常盤公園で,殺処分を決定した女性市長のもとで,再度白鳥を飼育しようという意見が出ているというニュースを見て,私は大変驚きました。宇部市長と宇部市民はあと何羽の白鳥を殺せば気が済むのでしょうか?白鳥をはじめ,あらゆる鳥の再飼育には私は絶対に反対です。常磐湖で鳥を飼育することは未来永劫,絶対にあってはいけません。宇部市長は「感染予防対策を施したうえで飼育を」などとのんきなことを言っていますが,感染症を100%予防できないのですから,常に感染の危険はあります。宇部市民はその度に鳥を殺処分するつもりでしょうか?同じ過ちを2度繰り返してはいけません。どうしても湖に鳥を飼育したいというのなら,インフルエンザを地球上から撲滅するか(天然痘のように),特別天然記念物(あるいは絶滅危惧種)の鳥を飼うべきです。そうすれば殺処分などという安易な選択をすることなく,宇部市長も宇部市民も鳥と共生するための知恵を絞るでしょうから。

 

QSV: Quest for Super-Vision

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