QSV 20131116

2013年11月16日 土曜日 by かわもと眼科院長

今朝も寒いですね〜。昨日の雨で一層気温が下がった感じです。

 

最近,診療をしていて気がついたのですが, 患者さんは手術を「魔法」のようなものと思っておられるのではないか?という印象を持っています。

現代の医療では解決出来ない疾患,例えば中心視野まで障害された末期緑内障やドライタイプの加齢黄斑変性症などで受診される患者さんの中には,「手術で治りませんか?」と聞かれる方が多いです。そしてこうした質問を受ける頻度とその時の患者さんの声や表情のトーンが,例えば5年前に比べて変わってきているように思います。こうした質問をされる患者さんは,「手術」=「魔法」という図式が無意識のうちに出来上がっているのではないか?と感じることが多くなっています。

こうした背景として,私は医療を扱ったマスコミ報道による過剰な「演出」が影響しているのではないか?と思っています。医療を扱ったドラマが高視聴率をたたき出したり,現役の医師が登場するバラエティ番組が話題になったりしていますが,そこで扱われる話題の多くに「名医」といわれる医師による「(神の手による)手術」が登場します。これを見た人は,「名医にかかれば,どんな病気も『手術』で治る!」と勘違いしているのではないか?「手術さえすれば翌日からピンピン,元気になれる!」と勘違いしているのではないか?と最近思い始めています。

無論,マスコミは「演出」のプロですし,そこに登場する医師も「良いことばかり」ばかり主張しますので,仕方ない部分がありますが,情報化社会が進化するのと反比例する形で,メディアデバイドが拡大しているというのは皮肉な現実です。

セブンイレブンの新しいスゥィーツが出ました。「ブラウニーと生キャラメルのパフェ」です。確かに美味しいのですが,生キャラメルの味に問題があるのか?この生キャラメルによるアクセントが,せっかくの味に雑味を出してしまっています。ちょっと残念な味です。

 

QSV: Quest for Super Vision(究極の見え方の追求)

ドラのんた:毎週金曜日午後6時半からFMわっしょい(76.7MHz)で放送中