心療眼科

聞き慣れない言葉ですが、最近は心療眼科という概念があります。

研究会もあって、ちゃんと書籍も販売されています。

特に診療科目として認定されているわけではなくて、普通の眼科医もメンタルに悩みを抱える患者さまに対応してみましょう。。。みたいな感じです。

眼科での不定愁訴(目に異常や病気はないのにいろいろな訴えのある患者さま)にどのように対応していくか・・・ということが具体例として書かれています。

本の内容は分かりやすくて素晴らしいのですが、実際にはそんなに簡単に実践できそうもありません。

たぶんこういう症状で悩んでいる方はすでに心療科で相談してそうです。。。

そして治療の実践の前に。。。眼科医が限界を感じるケースに該当することが多そうです。

世の中には心療科がちゃんとありますし、眼科医が良かれと思って対応して症状を悪化させても困りますし。。。眼科を受診して目薬と一緒に抗うつ薬とか睡眠薬とか処方されたら患者さまも困るでしょうし。。。

お話を聞いて、しかるべきクリニックに上手に誘導してあげるほうが良さそうです。