ラゼックの術後管理

ラゼックはフラップを作らずに角膜を削る矯正方法なので表面照射と言われています。

ラゼックではフラップを作らないので術後にステロイド点眼と紫外線予防というメンテナンスを行う必要があります。

メンテナンスを怠ると・・・角膜中央にヘイズという混濁が生じることがあります。

程度の差はありますが・・・ヘイズが強くなると視力に影響してきます。

経験的には・・・ラゼック術後に強いヘイズが出る症例に出会うのは多い年で年間に2~3人くらいだと思います。

過去に強いヘイズに対して追加でレーザー照射しなくてはならない症例を数例程度は経験しています。

つまり・・・

①ラゼックで手術を受けられた方のほとんどは何の問題なく視力回復をしています。

②仮にヘイズが発生してもほとんどの方は投薬を増やすことで治療が出来ます。

③仮に強いヘイズが発生しても再度レーザー照射を行うことで治療が出来ます。

 

ラゼック術後にステロイド点眼を忘れずに使っていただければ、まず強いヘイズが出ることはありません。仮にヘイズが出ても経過観察のための術後通院をしていただければ、早めに目薬の変更で対応できます。

ラゼックの術後は短期的には痛みや視力回復に時間がかかります。しかしその時期をクリアすればレーシックと同等の術後の視力回復が得られます。                       もし角膜の厚さや角膜の形状でラゼックでの手術適応になった場合でも安心して手術を受けていただけると思います。